「探偵小説の鬼 横溝正史」
圧倒的なビジュアルの力で迫り来る横溝正史像 「探偵小説の鬼 横溝正史」平凡社 圧倒的な筆力で都会風コント、耽美趣味の物語、冒険活劇、捕物帳、伝奇ロマン、本格探偵小説など、時代が求める創作を発表し続けた作家・横溝正史。日本...
圧倒的なビジュアルの力で迫り来る横溝正史像 「探偵小説の鬼 横溝正史」平凡社 圧倒的な筆力で都会風コント、耽美趣味の物語、冒険活劇、捕物帳、伝奇ロマン、本格探偵小説など、時代が求める創作を発表し続けた作家・横溝正史。日本...
金田一耕助の事件簿072 ようやく始まり唐突に終わる殺人事件 「日時計の中の女」(横溝正史)(「七つの仮面」)角川文庫 あの日時計殺人事件の犯人はほかにある。庭の日時計から遺体が発見された家屋の持ち主の妻は、過去の事件の...
人形佐七捕物帳017 四つの証拠が四人の別の人物を指し示す 「名月一夜狂言」(横溝正史)(「名月一夜狂言」)創元推理文庫 「名月一夜狂言」(横溝正史)(「完本 人形佐七捕物帳一」) 春陽堂書店 「名月一夜狂言」(横溝正史...
金田一耕助の事件簿031b 「改稿途中作品」、よりおどろおどろしく 「首・改訂増補版」(横溝正史)(「消すな蠟燭」)出版芸術社 髪の下からかっと見開いた眼が物凄い。口は半分ひらいていて、黒ずんだ舌がダラリとのぞいている。...
奇怪な構造物「バベルの塔」、そして仮想犯罪劇 「呪いの塔」(横溝正史)角川文庫 猟奇的作風の探偵作家・大江黒潮のもとに集まった七人の仲間による仮想犯罪劇。舞台は立体的迷路とも言うべき「バベルの塔」。誰もが訝しみながら行っ...
金田一耕助の事件簿070 横溝正史七十二歳にして完成させた一大傑作 「仮面舞踏会」(横溝正史)角川文庫 避暑地・軽井沢で起きた殺人事件。被害者は有名な映画女優・鳳千代子の三番目の夫だった。しかし千代子の前夫であった男二人...
金田一耕助の事件簿061 正体不明の怪人「雨男」が暗躍するエログロ・ミステリ 「悪魔の寵児」(横溝正史)角川文庫 無名の画家と心中を図った実業家・風間の妻。だが、その死には疑念が生じていた。直前に情死の予告ともとれる挨拶...
菊水兵馬を中心とする「三つの戦いの構図」 「菊水江戸日記」(横溝正史)春陽文庫 「菊水江戸日記」(横溝正史)(「不知火奉行」)出版芸術社 与力・伊織は、重要な囚人護送の役を言い渡される。囚人は有名な国学者・岩瀬丹下であり...
金田一シリーズとは雰囲気がまったく異なります 「由利・三津木探偵小説集成①真珠郎」(横溝正史)柏書房 銀座の百貨店のショーウインドウから見つかった女の首。事件はそれだけで終わらず、続いて腕、脚が見つかる。脚を発見した青年...
幕末ならでは、筋書きが激しく展開! 「菊水兵談」(横溝正史)春陽文庫 「菊水兵談」(横溝正史)(「菊水兵談」)出版芸術社 黒船再来航で沸き立つ金沢に足を踏み入れた菊水兵馬。嵐の夜、黒船から小舟で上陸する一団を目撃した兵馬...